アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施
仕事の幅を広げる、キャリアの視野が広がる「アロマテラピー検定」。
取得を推奨している企業に、その理由をうかがいました。
※取材当時の情報です。
エステティック科
武先生
トータルビューティー科
遠藤先生
美容業界において、化粧品に配合される香りの役割は、一昔前ですと配合成分のマスキング、商品価値の向上などの目的でしたが、現在では精油の香りがもつさまざまな有用性などが期待されるようになってきました。日々の生活の中に癒しを求めてサロンにいらっしゃる方も増えてきました。そのような背景もあり、植物の香りは昨今の美容業界になくてはならないものとなっています。
医療、介護の現場でもアロマテラピーが注目されている中、学生たちがアロマテラピーを学ぶことで、社会に貢献できる人材となるだけでなく、自らの健康や美容に役立つ知識にもなります。
授業ではアロマテラピーの理論、精油の活用と実践法を学び、アロマテラピーは体感学習が大切であることから、セルフケアのためのクラフト作成の時間を生徒たちは楽しみにしています。好きな香りが見つかった時の嬉しそうな様子、クラフトを作る楽しさ、実際に作成したクラフトを使用したときの気持ちの変化などの感想をもつことで、さまざまな学びがあります。
また、アロマテラピー検定に合格することで、業界が求める人材にマッチしやすく就職にも繋がる資格と知識を身につけることができると思います。
化粧品総合学科
(旧生命工学技術科)
桶川 浩三
先生
化粧品総合学科で学んでいる学生の多くは化粧品会社の企画開発職を目指しており、自分の研究成果を商品化したり、市場に出すことを夢見ています。専門学校の役割は、実践的なスキルを身につけ就職に結びつけることですので、化粧品開発に欠かせない成分や香りに関する学習には力を入れています。最近は、業界全体で自然由来の成分や香りを使うことがトレンドとなっていますので、アロマテラピー検定の取得は精油に関する知識の証明となり、企業が学生を採用する上でのプラスの評価にもなっています。採用企業の反応を見ながら毎年カリキュラムを見直しますが、アロマテラピー検定1級の取得は長年必須カリキュラムとして継続しており、それだけ企業から求められているといえます。
教務部 教務課 主任
森山 光子 先生
ビューティーコーディネート科では、メイクアップ、ネイル、エステティックの3つのコースすべてで、アロマテラピー検定の2級と1級の受験を必須としています。美容サービス業においては、優れた技術力に加え、美容や健康に関する幅広い知識を持ち、お客さまの悩みにさまざまな視点からアドバイスできる力を備えた人材が求められます。実際、インターンシップを経験した学生は、美容の総合的なコンサルテーションをする上で、アロマテラピー検定で学ぶ心身のセルフケア方法などの知識が現場で役立つことを実感しています。美容サービスのプロフェッショナルを輩出する場として、今後もアロマテラピー検定を重視していきたいと思います。