アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施
「みどり香るまち」通信 vol.41
平成25年度 入賞
企画者:万葉の森公園指定管理者
一般財団法人浜松公園緑地協会
浜松市浜北区にある万葉の森公園は、『万葉集』に詠まれている植物を観賞しながら万葉の世界を体験できる施設です。『万葉集』というと難しく考えられがちなので、万葉の森公園により親しみを感じてもらうために、植物の“香り”に着目したことが「万葉香りの里」づくりの発端です。エリア内にウメ、タチバナ、ハギ、ユリなどの香り豊かな木や花を植え、植物名とともに、その植物が詠まれている万葉歌を紹介する立て札を設置しています。園内には椿をはじめ、カタクリやオキナグサなど早春に花を咲かせる万葉植物が多くあるため、毎年「万葉早春花まつり」を開催し、多くの皆さまに足を運んでいただいています。
香り立つ木々が植栽された万葉香りの里エリア。
入賞記念に植栽した樹木は、順調に成長しています。特にミツマタは元気いっぱい。花の数がさらに増えるようスタッフみんなで大切に育てています。数年後、花が咲きそろうころに「万葉の香り」をテーマにしたイベントを開催し、公園の発展と地域の活性化に役立てたいと考えています。いにしえの人々も愛でたであろう万葉植物の香りを訪ねて、ぜひお出かけください。
早春に芳香を放つミツマタやジンチョウゲ(万葉名:さきくさ)も『万葉集』に詠まれた植物。
(「一般財団法人浜松公園緑地協会」佐藤恵美さん)
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