アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施

「みどり香るまちづくり」企画コンテスト

「みどり香るまち」通信 vol.18

平成23年度 震災復興特別賞

「絆」から生まれた美田園花の広場~ひまわりに笑顔をのせて届けよう~

企画者:ひまわりプロジェクト実行委員会/東日本環境支援部―ひまわりプロジェクト東大支部―/エコッツェリア協会(一般社団法人 大丸有環境共生型まちづくり推進協会)/株式会社日比谷花壇/西松建設株式会社
企画場所:宮城県名取市

8月、ひまわりは見事に満開。品種は「グットスマイル」。 8月、ひまわりは見事に満開。品種は「グットスマイル」

 東日本大震災をきっかけに、多くの人たちに芽生えた「何かしなければ」という思い。そんな気持ちが結実し、生まれたのが『美田園花の広場』です。

 被災地の方々に、花と緑で笑顔を取り戻してほしい。日比谷花壇のこんな呼びかけに、東日本環境支援部ひまわりプロジェクト東大支部や西松建設が協力し、首都圏の人たちが育てたひまわりの苗が、宮城県名取市にある仮設住宅地脇の『美田園花の広場』に届けられました。

左側のピンクの花はナデシコ。 背の高いのはクロモジ。葉や枝には芳香があり、蒸留して香料の黒文字油をとります。
左側のピンクの花はナデシコ 背の高いのはクロモジ。葉や枝には芳香があり、
蒸留して香料の黒文字油をとります

 広場の中央部には約2500本のひまわりが咲き誇り、迷路を作り出しています。そのまわりには「みどり香る草花の花園」として、ひまわりの花びらのように10個の花壇が展開。そこに植えられたハーブや花が訪れた人たちの心を和ませてくれます。

 現在、この広場は仮設住宅の方々や地域住民の人たちが中心となって管理を行い、人々が集うコミュニティとして利用されています。被災地を思う「絆」として生まれた広場が、地域の人たちを結びつけ新しい街づくりのための「絆」となる広場として発展。心の「絆」と植物が生み出す可能性が具現化した『美田園花の広場』です。

(株式会社日比谷花壇 グループ環境事業推進室 越智正夫さん)