アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施
「みどり香るまち」通信 vol.2
平成18年度 におい・かおり環境協会賞
企画者:長野県松本市/松本市松原地区町会連合会
企画場所:長野県松本市
松本市の南部に位置する松原地区は、北アルプスが望める閑静な住宅地です。松本市は「花いっぱい運動」の発祥地。松原地区にもオープンガーデンを行っているような素敵なお宅や、玄関先を花や緑で飾っているお宅が点在しています。
応募企画におい・かおり環境協会賞「かおりと花いっぱいのコミュニティガーデンづくり」は、松原地区の中央公園と東・南・北にある各公園にかおり植物を植樹し面的につなぐことで、地区全体のコミュニティガーデン化と、癒しの地域空間づくりを進め、花とかおりを通じた快適なかおり風景づくりを進めている点が評価され、におい・かおり環境協会賞を受賞されました。4つの公園のひとつである中央公園では、ドラマ「白線流し」のロケが行われました。
松原地区に住む二木洋子さんは、当協会の会員さんです。5月20日に行われた植樹式にも参加され、樹木の成長の状況を知らせてくださいます。
透明感のある赤や黄色に染まった公園 | 左側がキンモクセイ、 右側の白い布が結んである木がギンモクセイ |
公園の植物の水やりは、松原地区に7つある町会で、4つの公園を分担して行っています。地域の方は、「春にはジンチョウゲ、初夏にはニセアカシアやクチナシ、秋にはキンモクセイやギンモクセイの香りがしたらいいね」と話しながら、日々の手入れをしています。9月の初めには、町内いっせいの清掃で、各公園の草取りも行いました。
今年の夏の暑さは、信州松本も例外ではなく、36度を越える日が続きましたが、その暑さを乗り越え、植樹した約300本の樹木は健やかに成長しています。
今秋10月3日には、キンモクセイが小さな木ながら、ポツポツと黄色い花をつけ、10月中旬には満開となり、街が甘い香りに包まれました。「ギンモクセイはどんな花なのだろう」と楽しみにしていましたが、白い花を少しつけたぐらいでした。香りはキンモクセイに近く、やさしい香りでした。 (コメント・写真提供:個人会員 二木洋子さん)
企画に関わった松本市公園緑地課・羽田野雅司さんは、「5月に植樹したかおりの樹木は、暑かった夏を乗り越え順調に育っています。10月にはキンモクセイの花が咲き、来園者を楽しませることができました。今後大きく成長し、公園全体がキンモクセイのかおりで包まれるのを楽しみにしています」とおっしゃっていました。
花やみどりでひとびとの心がつながっている街の様子から、「かおり」を取り込んだ街作りの可能性を感じます。(事務局)
アクセス
松本市松原地区:JR松本駅から車で20分
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