アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施
コンテスト開催10回目を迎える2012年度は、東北復興への願いをこめ、歴史と文化の香り高きまち、岩手県の平泉町をイメージしたナチュラルフレグランスを募集しました。
後援:環境省、平泉町
環境大臣賞
「悠久の祈り」
酒井 法子さん(福島県)
浄土の風薫る平泉賞
「平和の標 ― 千年の時を超えて―」
楢本 幸子さん(東京都)
震災の心配を胸に一路平泉へ。
東北の小さな駅を降りると、そこは何人にも媚びることのない崇高な世界が広がっていた。
ゆるやかな時の流れと共に心癒される浄土庭園、月見坂の奥には千年の時を超えて、今も世の人々の平和を願う皆金色(かいこんじき)のお堂が浄土の光を放っている。
これらはまさに日本の品格の原点だ。
この気品と風格こそが日本本来の姿であると確信した。
「平泉」の煌びやかさを花精油で静寂さを樹木精油で表現してみました。
日本アロマ環境協会賞
「永遠の一瞬」
川村 永子さん(神奈川県)
時を超越したいという願い − ミルラ
そして祈り − サンダルウッド
樹齢300年の老杉の先にたたずむ金色堂 − サイプレス、ヘリクリサム
浄土への想いを誘い咲き誇る − ピンクロータス
未来への想いを過去に残す 薫る永遠の中の一瞬
平泉の情景にちなんだ精油を選び、浄土思想の象徴ともいえる蓮をメインで使い煌びやかでありながら静寂さのある香りに仕上げました。
日本アロマ環境協会賞
「平泉の夢」
後藤 清佳さん(大阪府)
極楽浄土をこの地に現そうとした人々の夢が今もなお受け継がれている平泉の地。戦乱や災害を越え、この地に生きたすべての魂とともに、心穏やかに生きる場所をこの地に作り、共に生き、後世に残そうとする夢がこの平泉にあります。
過去から未来へと続く、優雅で清らかな極楽浄土への夢をこの香りに託しました。
日本アロマ環境協会賞
「蓮香(れんか)・風のめざめ」
吉田 恵里子さん(東京都)
平泉の風が樹木や花たちを目ざめさせた時、あざやかな緑の葉の色が、私の脳裏から離れず、今でも目に映るようです。
いにしえの平泉の地に奥州藤原氏は浄仏国土を設立し、平和を願い、中尊寺金色堂を建立された。そんな想いの金色堂に私は甚く感銘を受けました。黄金に輝く金色堂はオリエンタルな趣と香りがうかがわれました。800年余りの時を超え開花した蓮の花にロマンを感じ、フローラル系と柑橘系をハーブ系で調和をとりました。
「散蓮(さんげ)」相原 希美さん(東京都)
「想いを馳せて」板谷 美香さん(岩手県)
「平泉の朝焼け」市川 真規子さん(静岡県)
「平泉町~中尊寺金色堂~深い杉林につつまれて」稲倉 さつきさん(宮崎県)
「金色の雫」大山 有美子さん(大阪府)
「かわかぜ」小沢 千春さん(東京都)
「再生への祈り」榑林 多歌子さん(静岡県)
「HIRAIZUMI~浄土への想い~」小林 友香さん(栃木県)
「和蓮 ~浄土の旅路~」近藤 文恵さん(三重県)
「『約束』~平泉の女たち~」鷺島 広子さん(東京都)
「金色の雫」鈴木 広美さん(千葉県)
「二つの燐光(りんこう)」高橋 泉さん(静岡県)
「幽玄の輝き」樽井 彩子さん(神奈川県)
「安らかなる大地 ~浄土への誘い~」浜崎 聖史さん(北海道)
「さくらの浄土」山本 真理さん(和歌山県)
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● コメント
奥州平泉の地で争いのない理想郷を築くために力を注いだ藤原氏。
今も昔も、平和で穏やかな暮らしを望む人々の想いは一緒です。
平和の象徴・中尊寺金色堂の如来像に手を合わせた先人達が焚いた香はいったいどんな香りだったのでしょうか。
平泉悠久の森の深い静寂と、花々が発する清廉な空気を含むアロマの癒し、そして平和への祈り。そんなイメージを膨らませて作った香りです。