アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施
AEAJでは、2021年のアロマ市場の構造と市場規模に関する調査を実施しました。
その結果、2021年のアロマ市場規模は3,973億円(2018年の前回調査比112%)で、コロナ禍においても引き続き市場が拡大していることが明らかになりました。
2021年のアロマ市場規模は3,973億円で、そのうち、アロマテラピー製品・サービス等による市場規模は460億円、精油を配合した製品等による市場規模は3,513億円と推計され、前回比112%と引き続き伸長していることがわかりました。
「アロマ化粧品*市場」が、前回(2018年)比126%となる1,821億円に成長。他業界からの参入や、新しいブランドの立ち上がりが目立ち、この数年でさらに市場が広がりました。コロナ禍では在宅時間が増えたことで、時間をかけてじっくりケアをするタイプのスキンケアアイテムや、頭皮ケアの関連アイテムの伸長傾向がみられました。
* 天然の精油を配合した自然派化粧品
新型コロナウイルス感染症の拡大により、精油の香りを付加したアロママスク市場が大きく拡大し、「その他アロマ製品市場」を牽引(前回比269%)。アロマを付加価値とした製品のバリエーションが広がりました。一方で、「アロマ加湿器・空気清浄機市場」はテレワークの広がりによってオフィスでの需要が減った影響で縮小したと考えられます(前回比58%)。
本調査では、アロマ市場を、「アロマテラピー市場と精油配合製品等市場で構成される市場」と定義し、対象範囲を定めた。
【アロマテラピー市場】
生活者が天然の精油を利用してアロマテラピーを楽しむ、あるいはアロマテラピーを学ぶことなどによって創造される市場
【精油配合製品等市場】
天然の精油を配合した化粧品、入浴剤、衣類用洗剤、芳香剤などの日用品、アロマも利用できる機能が付加された製品などによって創造される市場
※「アロマ市場」には、「アロマ」と謳っていても天然の精油が含まれていない製品やサービスは含まない。
詳細は、下記のプレスリリースをご参照ください。
調査概要
※アロマ市場は多岐にわたるため、その規模を画一的な方法で推計することは困難であることから、本調査では、アロマ市場を10市場に分類。それぞれの特性をふまえて最適な方法を検討し、事業者への郵送アンケート調査と訪問・電話ヒアリング調査に加え、売上データなどの既存資料を補完的に活用するなど、より実態に即した調査方法で実施