アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施

アロマの研究・調査

2018年アロマ市場に関する調査

AEAJでは、2018年のアロマ市場の構造と市場規模に関する調査を実施しました。
その結果、2018年のアロマ市場規模は3,564億円(2018年の前回調査比107%)で、市場の増加率は緩やかになってきているものの、引き続き市場が拡大していることが明らかになりました。

2018年のアロマ市場規模は約3,564億円に

2018年のアロマ市場規模は3,564億円で、そのうち、アロマテラピー製品・サービス等による市場規模は551億円、精油を配合した製品等による市場規模は3,012億円と推計されました。

2018年のアロマ市場規模は約3,564億円に

「アロマ化粧品」が市場を牽引

「アロマ化粧品*市場」が、前回(2015年)比112%となる1,450億円に成長。精油を配合した化粧品ブランド数も増加していることがわかり、今後もアロマ市場を牽引する大きな要因になるとみられます。また、男性化粧品市場の拡大とともにアロマ化粧品を使用する男性が増えつつあり、今後の成長分野として注目されます。

*天然の精油を配合した自然派化粧品

「マスク」や「防虫剤」など、アロマを使った製品市場が大きく伸長

アロマ市場はトイレタリー業界や家電業界などの既存の大市場へとさらに外延を広げている傾向が見られていましたが、今回調査では精油を利用した「虫よけスプレー」や「マスク」などの市場が前回比151%(22億円)と大きく伸長し、生活の様々な場面にアロマ製品が広がっていることが見えてきています。

アロマ市場の定義と範囲

本調査では、アロマ市場を、「アロマテラピー市場と精油配合製品等市場で構成される市場」と定義し、対象範囲を定めた。

【アロマテラピー市場】
生活者が天然の精油を利用してアロマテラピーを楽しむ、あるいはアロマテラピーを学ぶことなどによって創造される市場

【精油配合製品等市場】
天然の精油を配合した化粧品、入浴剤、衣類用洗剤、芳香剤などの日用品、アロマも利用できる機能が付加された製品などによって創造される市場

※「アロマ市場」には、「アロマ」と謳っていても天然の精油が含まれていない製品やサービスは含まない。


調査概要

  • 調査期間:2019年7月~9月
  • 調査対象:AEAJをはじめとするアロマ関連団体およびその会員企業アロマ関連商材・サービスを取り扱っている事業者
  • 調査方法:インターネットアンケート調査(有効回答:144社)、訪問・電話ヒアリング調査(15社)

※アロマ市場は多岐にわたるため、その規模を画一的な方法で推計することは困難であることから、本調査では、アロマ市場を10市場に分類。それぞれの特性をふまえて最適な方法を検討し、事業者への郵送アンケート調査と訪問・電話ヒアリング調査に加え、売上データなどの既存資料を補完的に活用するなど、より実態に即した調査方法で実施