アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施

アロマの研究・調査

更年期に役立つアロマに関する調査

AEAJでは、AEAJ会員539名を対象に、「更年期の辛い症状」と「更年期症状に活用した精油と使い方」についてアンケート調査を行いました。

更年期で最も⾟かった症状は「ほてり・発汗」

年齢に伴い、⼥性ホルモンが⼤幅に減少することが原因でおこる更年期症状。閉経を迎える50歳前後の45歳〜55歳に発症する方が多く、⼈によってその症状の出方や程度には差があります。
本調査では、最も辛かった更年期症状として、「ほてり・発汗」と答えた方が最も多く、次いで「疲労感」「イライラ」「めまい」などが多い結果となりました。それ以外にも「気分の落ち込み」や「不眠」など、⼈によって症状はさまざまです。

最も辛かった更年期症状

アロマ愛好家が更年期症状に活⽤したアロマTOP3は「ラベンダー」「ゼラニウム」「スイートオレンジ」

「更年期症状に活用した精油」の第1位は「ラベンダー」でした。ラベンダーは睡眠との関連について多く研究されており、ストレスによって⾼ぶった神経を和らげ、リラックスさせる作用が知られています。第2位は「ゼラニウム」で、ホルモンバランスの乱れによる気分の浮き沈みがあるときに用いられることの多い、フローラルな⾹り。第3位は「スイートオレンジ」で、不安を取り除き、気分を明るくするような⾹りです。
そのほかの精油については、フローラルな要素のある柔らかい⾹りと、スッキリ系の⾹りの両方がランクインしました。その時の気分や好みに合わせて選ぶのが良いでしょう。

更年期症状に使用した精油

更年期症状のときのアロマの使い⽅

更年期症状のときのアロマの使い方については「寝室にアロマディフューザーを置いて⾹りでリラックスしていた。ローズやゼラニウムなど、⽢さのある⾹りが⼼を落ち着かせてくれた」(40代後半・⼥性)「寝る時にディフューザーで⾹らせリフレッシュしたら眠れた」(50代前半・⼥性)など、就寝時に空間に⾹らせる方法で使用しているという回答が多く寄せられたほか、「動悸が激しくてパニックになりそうになるのでハンカチに精油を垂らして密かに⾹らせて落ち着くようにしている」(40代後半・⼥性)や、「アロマのロールオンを肩凝りや気分が落ち込んだ時に使用して気持ちをリラックスさせた」(40代後半・⼥性)のように、症状を感じたときに使用しているという声もありました。 効果としては、「気分が前向きになり、鬱々した気持ちになりにくい」(40代後半・⼥性)、「イライラや気持ちの落ちこみが軽減する」(40代後半・⼥性)といった気分の改善をあげた⼈が最も多く、そのほか「主に頭痛で悩まされていて、ゼラニウムの⾹りで不快な症状を忘れられた」(50代前半・⼥性)「ホットフラッシュが少し楽になった」(50代前半・⼥性)といった特定の更年期症状が和らいだという声も⾒られました。

調査概要

調査期間:2023年6⽉16⽇〜2023年6⽉20⽇
調査方法:インターネット調査
調査対象:AEAJ会員539名