アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施
AEAJでは、2015年のアロマ市場の構造と市場規模に関する調査を実施しました。
その結果、2015年のアロマ市場規模は3,337億円(2011年の前回調査比126%)で、香りを楽しむライフスタイルがさらに広がっていることが明らかになりました。
2015年のアロマ市場規模は3,337億円で、そのうち、アロマテラピー製品・サービス等による市場規模は609億円、精油を配合した製品等による市場規模は2,728億円と推計されました。
ナチュラル志向の高まり、より簡単に香りを楽しみたいという生活者のニーズなどを背景に、アロマ市場の39%を占める「アロマ化粧品*市場」が、前回(2011年)比131%となる1,294億円に成長。今後もアロマ市場を牽引する大きな要因になるとみられます。
*天然の精油を配合した自然派化粧品
アロマ市場は、トイレタリー業界や家電業界などの既存の大市場へとさらに外縁を広げており、今後も市場の活性化が期待できると考えられます。また、日本特有の植物から抽出した“和精油”が全国各地で生産されるなど、ヨーロッパ発祥のアロマテラピーが日本に浸透し、独自の発展を遂げていることが見えてきています。
本調査では、アロマ市場を、「アロマテラピー市場と精油配合製品等市場で構成される市場」と定義し、対象範囲を定めた。
【アロマテラピー市場】
生活者が天然の精油を利用してアロマテラピーを楽しむ、あるいはアロマテラピーを学ぶことなどによって創造される市場
【精油配合製品等市場】
天然の精油を配合した化粧品、入浴剤、衣類用洗剤、芳香剤などの日用品、アロマも利用できる機能が付加された製品などによって創造される市場
※「アロマ市場」には、「アロマ」と謳っていても天然の精油が含まれていない製品やサービスは含まない。
詳細は、下記のプレスリリースをご参照ください。
調査概要
※アロマ市場は多岐にわたるため、その規模を画一的な方法で推計することは困難であることから、本調査では、アロマ市場を10市場に分類。それぞれの特性をふまえて最適な方法を検討し、事業者への郵送アンケート調査と訪問・電話ヒアリング調査に加え、売上データなどの既存資料を補完的に活用するなど、より実態に即した調査方法で実施