アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施
健康|Health
暖かくなると身体も気持ちも緩む一方で、花粉症の人には憂鬱でつらい季節が始まります。精油を活用して少しでも過ごしやすく乗り切りたいところです。そこで今回は、アロマテラピーが通年性アレルギー性鼻炎に与える影響についての実験をご紹介します。
対象 | 通年性アレルギー性鼻炎の男女54人 |
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精油 | サンダルウッド精油、フランキンセンス精油、ラヴィンサラ精油のブレンド (スイートアーモンド油で0.2%に希釈) |
対照 | 香りなし(スイートアーモンド油) |
方法 | 1日2回7日間、ブレンド精油またはスイートアーモンド油のみを滴下したシートを、鼻から30cm離し通常の呼吸で5分間吸入。実験直後にTNSS質問票に回答する。 |
【 TNSS質問票(Total Nasal Symptom Score)】
くしゃみ、鼻水、かゆみ、鼻づまりなど、鼻炎の症状に関する質問票。スコアが高いほど重症であることを示す。
鼻炎症状全般、特に鼻づまりのスコアについて、精油の吸入をした場合、香りなし(スイートアーモンド油)に比べて、スコアが有意に減少しました。これにより精油の吸入が、通年性アレルギー性鼻炎症状を緩和する可能性が示唆されました。
論文 Choi S.Y.,Park K. (2016) Effect of Inhalation of Aromatherapy Oil on Patients with Parennial Allergic Rhinitis: A Randomized Controlled Trial. Evid Based Complement Altenat Med.:7896081