アロマテラピー検定・資格の認定、学術調査研究の実施

アロマの研究・調査

精神神経系|Mental

アロマハンドトリートメントが心身に与える影響

アロマトリートメントは、精油の香り、成分、施術による作用が重なり合い、深いリラクセーションが得られることが知られています。特に、肘から下の部位で行うハンドトリートメントは、より手軽にできるトリートメントとして注目されています。ラベンダー精油によるアロマハンドトリートメントが副交感神経活動や気分にどのような影響を与えるのかを確認した研究データをご紹介します。

実験方法

  • 対象:30代~50代の女性33名
  • トリートメントオイル:ラベンダー精油1%が含まれたホホバ油
  • トリートメント方法:AEAJ認定アロマセラピストが両前腕に10分間のトリートメントを行いました。トリートメントの手技は『AEAJ認定アロマハンドセラピスト 公式テキスト』記載の手技としました。
  • 測定項目:副交感神経活動や気分をトリートメント前後で比較しました。

実験結果

【副交感神経活動】

百ます計算 誤答数

トリートメント前と比較して、心拍変動性HF成分(副交感神経の指標)が有意に上昇しました。副交感神経活動の増加はリラックスしていることを示しています。

【気分】

百ます計算 誤答数

トリートメント前と比較して、「ホッとしている」、「気持ちが安らいでいる」、「スッキリした気持ち」、「疲れを感じていない」、「元気がある」の5項目すべてで有意な上昇が認められました。

本実験の概要は、2016年12月発行の機関誌『AEAJ No.82』「アロマハンドトリートメントに関する研究結果の報告(p68)」にも掲載しております。