アロマテラピー検定 公式テキスト2級
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17第2章 アロマテラピーのある暮らし安全のための注意(精油を安全に使うために守っていただきたいこと) 大自然の木々や花々の香りは四季折々、私たちに心地よさを与えてくれます。アロマテラピーは、その自然からの贈りものである豊かなアロマ(aroma:芳香)を私たちの心と身体の健康に役立てる自然療法あるいは植物療法のひとつです。しかし、アロマテラピーで使用される精油(エッセンシャルオイル)は植物の花や葉、根などから抽出される際に、自然の状態に比べかなり濃縮されます。ですからアロマテラピーでは、その濃縮された精油を心と身体にとって安全で心地よく受け入れるために、精油を身体に使用する方法では水や植物油などで必ず薄めてから用います。 ここで、精油を使用するにあたっての注意点をいくつかあげてみましょう。大切な注意事項●原液を直接皮膚に塗らないようにしましょう。●誤って精油の原液が直接皮膚についた場合は、大量の水で洗い流しましょう。●精油を飲用しないようにしましょう。(海外では専門家が精油の飲用を指示することがまれにありますが、ホームケアにおいては決しておすすめできません)●精油を目に入れないようにしましょう。また目に入らないように注意しましょう。●火気に注意しましょう。精油は引火する可能性があるので、台所での使用には十分注意しましょう。●子どもやペットの手の届かない場所に保管しましょう。●精油は製造時より成分の変化がはじまっています。特に高温多湿や空気(酸素)、紫外線などにより変化が早まりますので、キャップをしっかり締めて冷暗所に保管しましょう。

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