“自分の言葉”で
精油や商品を語れるようになった
入社したてのころ、お客さまから精油に含まれる成分について質問をいただいたのですが、うまく説明できずに悔しい思いをしたことがありました。もともと接客が好きで、お客さまと深く関わる仕事がしたいと思いマークスアンドウェブに入社したこともあり、「せっかく店頭に立っているのに!」と反省したことを覚えています。その後アロマテラピー検定を受け、知識の幅が広がったことで、自分の言葉で精油や商品についても語れるようになりました。検定の勉強では心身の健康や睡眠のことなども学んで、それまでは眠りが浅い方だったのですが、枕を変えたり、香りをプラスすることで熟睡できるようになりました。ラベンダー精油を香らせて眠ると、翌朝目覚めた瞬間から一日のコンディションが違って感じられるんです。睡眠の質が改善できたことは大きかったですね。
「遊びに来たい」と
思っていただけるようなショップに
スタッフとして働き始める前から、私にとってマークスアンドウェブは「いつ来ても落ち着ける場所」でした。買い物をするというよりは遊びに来ている感じで、いい香りが漂う「いつまでも居たい」と思わせてくれる場所。店長になってからは、お客さまにもそう思っていただけるよう日々工夫していますが、私よりも長く働いているスタッフがほとんどなので、教えられることの方が多いんです。毎日香らせる精油のブレンドもスタッフと話し合って決めるのですが、自分では選ばない精油のセレクトに驚くこともあって、香りは、本当にひとりひとりの好みや個性を表していて、その組み合わせは無限だなあといつもハッとさせられています。
楽しい会話も大切な癒しの要素
店頭に立っていると日々いろいろなことがあり、ちょっとしたことで落ち込んだりすることもあります。そんなときは、休憩中にシュッとアロマスプレーで気分転換したり、柑橘系のバームを鼻のまわりに塗ってスーッと心を落ち着かせてから持ち場へ戻ります。週末が近づくと、疲れをため込んだお客さまがため息をつきながら寄ってくださることも多くて(笑)。一日中座りっぱなしでお仕事されている方には、「お疲れが溜まりますよね」という会話から、癒し系の精油やトリートメントオイルの話題で盛り上がったり。あるとき、会社帰りにラベンダー精油を希釈したハーバルオイルを買っていただいた女性のお客さまから、「夫もはまってしまって」と夫婦で愛用いただいていることを後日聞いて、とてもうれしかったです。お客さまの日常の中で、このショップが癒しのスポットになれば……そう思って、アロマでいつも笑顔を絶やさないように心がけています。
生活を豊かにする日用品って
何だろう、と考えたら‥‥‥
マークスアンドウェブの商品は、毎日の生活を豊かにする“日用品”です。機能はもちろんのこと、飽きがこないことや、選ぶ楽しみをご提供することも大切だと考えています。ラグジュアリー系の化粧品などは、ブランドを中心にお客さまが集まることも多いと思いますが、マークスアンドウェブの場合は、お客さまが主役で、そこに商品が寄り添うという考え方なのです。お客さまが「いま」求めているものを探すお手伝いをするときに、それぞれの商品の機能面と一緒に、その時の気持ちに寄りそうような香りの提案で新しい発見をしていただけたらうれしいですね。そうしたプラスアルファの接客ができるように、もっともっと知識や経験を積んでいきたいと思っています。